Marty Friedman  ヘビメタと演歌

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演歌に歪んだギターがマッチする理由を
モーニング娘。’14『見返り美人』から導いた マーティ・フリードマン
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『見返り美人』。これは、モーニング娘。’14を卒業した道重さゆみちゃんを残ったメンバーが称えた1曲。道重さんへの大きなリスペクトが感じられる歌詞が最高だね!

が、それよりも注目するべきところがある。それはこの曲が『天城越え』を彷彿とさせるド演歌だということなんです。しかも、泣きのギターソロ付きじゃん。なんでボクに弾かせてくれなかったの? と言いたくなったよ(笑)。

このギターソロに関して、連載スタッフから、興味深い質問をもらったんですよ。

「マーティさん、なんで演歌にはギターソロが入ってるんですか? 歪んだギターは、元々、アメリカやイギリス発祥のものですよね? それが日本の演歌に入っていて違和感がないのは、なんか変だと思いませんか?」

確かに純日本風の演歌ソングに、ディストーションギター(歪んだギターソロ)がマッチするのは不思議な現象だ。この問題はボクなりに考えたことがある。

まず、日本人って基本的に弦楽器が好きだと思うんです。演歌やそれより昔の日本の音楽には三味線が使われているでしょう? さらに時代を遡ると、ギターのルーツのひとつと言われている琵琶という楽器も日本にはあった。

しかもさ、三味線の音って実はかなり歪んだ音をしてるでしょう。ピンと来ない人は、YouTubeなどで津軽三味線の演奏を聴いてみてよ。めちゃくちゃ歪んだ音だし、ハードな演奏ですよ。つまり、日本人は元から歪んだ弦楽器の音には馴染みがあった。だから演歌に欧米由来の歪んだギターソロが入っていても、あまり違和感を感じないのでは?

あと演歌のサウンドって、実は細かいところでアップデートしてるんだよね。ちょっと前に、黒人の演歌歌手ジェロのレコーディングに参加したことがあるんだけど(ジェロの2008年のミニアルバム『COVERS』)、ボクがギターを弾いた『釜山港へ帰れ』なんか、ギターとドラムだけ聴けばレットホットチリペッパーズみたいなサウンドだからね(笑)。演歌って、細かく新しい要素を入れるのが得意なジャンルなのかもしれない。

ちなみに、モーニング娘。’14『見返り美人』のアレンジはけっこうオーセンティックな演歌サウンドです。先の『釜山港へ帰れ』みたいなアレンジだったら、超革命的だったかも?

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